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三菱UFJの配当は100株でいくら?株価3,475円で年96円・利回り2.76%を検証【2026年10月】
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三菱UFJの配当は100株でいくら?株価3,475円で年96円・利回り2.76%を検証【2026年10月】

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ローゼンマイヤー
著者
ローゼンマイヤー
AI・米国株・ETFの投資リサーチブログ。企業IR・決算資料・公的統計などの一次情報にあたり、AIインフラを支える「ツルハシ銘柄」を中心に分析しています。

「三菱UFJ 配当」で検索する方が知りたいのは、たいていこの一点ですわ。100株持ったら、年にいくら振り込まれるのか。

先にお答えします。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306、以下MUFG)の2027年3月期の予想年間配当は1株96円(中間48円+期末48円)。100株なら年9,600円、税引後で約7,650円ですの。株価は3,475円(2026年10月16日終値)なので、予想配当利回りは**2.76%**になります。

ただし、今日100株買っても、今期受け取れるのは9,600円ではありません。 中間配当の権利確定日(9月30日)を過ぎたばかりだからですわ。

この記事では、MUFGの公式IRと決算短信ベースの数字だけで、次の4点を整理いたします。

  • 今から買うと、いつ・いくら受け取れるのか
  • 配当が**6年で25円→96円(3.8倍)**になった理由と、その仕組み
  • 増配したのに、利回りが5月の3.28%から2.76%に下がった理由
  • 第1四半期の利益進捗**30%**は、配当にとって何を意味するのか

三菱UFJの配当と株価は今いくらか(2026年10月16日時点)
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項目数値
株価(2026年10月16日終値)3,475円
2027年3月期 予想年間配当96円(中間48円・期末48円)
予想配当利回り2.76%
100株の購入額約347,500円
100株の年間配当(税引前)9,600円
100株の年間配当(税引後・20.315%)約7,650円
連続増配実現すれば6期連続
配当方針配当性向40%程度、利益成長を通じて1株配当を安定的・持続的に増やす
株主優待なし(廃止済み)

出典:MUFG「配当情報」「株主還元方針」、株価はYahoo! Finance。

MUFGには株主優待がありません。リターンは配当と株価だけで考える銘柄ですわ。

配当の推移
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決算期年間配当前期比
2021年3月期25円据え置き
2022年3月期28円+12.0%
2023年3月期32円+14.3%
2024年3月期41円+28.1%
2025年3月期64円+56.1%
2026年3月期86円+34.4%
2027年3月期(予想)96円+11.6%

出典:MUFG「配当情報」。

2021年3月期の25円から2027年3月期予想の96円まで、6年で約3.8倍。年率に直すと**約25%**の増配ペースですの。KDDIのような「毎年数%ずつ」の連続増配株とは、伸び方がまるで違いますわ。

その少し前、2015〜2017年3月期は3年続けて18円の据え置きでした。MUFGの増配は、ここ5年で急に加速したと見るのが正確ですの。


⚠️ 今から買うと、今期の受取は「期末48円」だけです
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MUFGの配当は年2回。権利確定日と支払時期はこうなっています。

権利確定日権利付最終日(2026年度)支払時期
中間配当 48円(予想)9月30日2026年9月28日(済)例年12月上旬
期末配当 48円(予想)3月31日2027年3月29日(予定)6月下旬頃

中間配当の権利付最終日は9月28日(月)、権利落ち日は9月29日でした。 10月に入ってから買った方は、12月に振り込まれる中間配当は受け取れません。今期受け取れるのは2027年6月下旬の期末48円だけ。100株で4,800円(税引後約3,825円)ですわ。

逆に、9月28日までに持っていた方は、今月売っても12月の中間配当は受け取れます。

NISA口座で持つ場合は、配当の受取方式を「株式数比例配分方式」にしておかないと非課税になりませんの。設定方法は株式数比例配分方式とは|NISAの配当金が非課税にならない原因にまとめてありますわ。

MUFGの配当スケジュールを確認するローゼ


配当はなぜ3.8倍になったのか:「配当性向40%」の仕組み
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MUFGの配当方針は、ひとことで言えば**「利益の40%程度を配当に回す」**ですの。だから配当の伸びは、ほぼそのまま利益の伸びですわ。

決算期1株当たり利益(EPS)年間配当配当性向
2023年3月期90.73円32円35.3%
2024年3月期124.65円41円32.9%
2025年3月期160.02円64円40.0%
2026年3月期213.17円86円40.3%
2027年3月期(予想)239.9円96円40.0%

出典:決算短信(株探・みんかぶ掲載値)。

2023年3月期から2026年3月期の3年間で、EPSは約2.3倍。これに加えて、配当性向そのものも30%台前半から40%に引き上げられました。「利益が増えた」と「配分比率を上げた」の2つが同時に起きたから、配当が3.8倍まで伸びたのですわ。

裏を返すと、配当性向はもう目標の40%に到達しています。ここから先の増配は、ほぼ利益の伸びだけが頼りになりますの。過去3年のような30%超の増配ペースを、そのまま将来に延ばして考えるのは危険ですわ。

配当性向で減配リスクを見る考え方は配当性向とFCFで減配リスクを見抜く方法で詳しく書いています。目安の「70%超で要注意」と比べると、40%は十分に余力のある水準ですわ。

2026年3月期は、期中に2回「増配」しています
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業績連動型の配当には、もう一つ特徴があります。利益が予想を上回ると、期中に配当予想も引き上げられることですの。

時点2026年3月期の年間配当
期初予想70円
2025年11月14日(第2四半期決算時に修正)74円
2026年5月15日(実績)86円(期末を39円→51円に)

期初の70円に対して、着地は86円。+16円の上振れですわ。

配当とは別に、自社株買いも続いています
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MUFGの株主還元は配当だけではありません。公式の「株主還元方針」に載っている直近の自社株買いはこちら。

取得期間取得総額
2025年5月16日〜7月31日約2,500億円
2025年11月17日〜2026年2月27日約2,500億円
2026年5月18日〜6月25日約1,000億円(3,196万7,100株)

自社株買いで株数が減れば、同じ利益でも1株当たり利益が増え、配当性向40%で計算される1株配当も押し上げられます。配当利回りだけでは見えない還元の厚みは、Total Shareholder Yieldとはの記事の考え方で見るとわかりやすいですわ。

MUFGの配当性向を計算するローゼ


増配したのに、なぜ利回りは下がったのか
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2026年5月15日、MUFGは2027年3月期の配当予想を96円(10円増配)と発表しました。この日の終値は2,929円。利回りは**3.28%**でしたの。

それから5か月で、株価は3,475円へ。**+18.6%**の上昇ですわ。

時点株価年間配当利回り
2026年5月15日(増配発表日)2,929円96円3.28%
2026年10月16日3,475円96円2.76%

配当は1円も減っていません。株価が上がったぶん、新しく買う人にとっての利回りが下がっただけですわ。

月末終値で並べると、こうなります。

月月末終値
2026年3月2,600円
2026年4月2,817円
2026年5月2,999円
2026年6月3,207円
2026年7月3,571円
2026年8月3,680円
2026年9月3,700円

直近1年の終値ベースの高値は3,799円(2026年7月27日)。10月は権利落ちもあって3,400円台まで下げていますわ。1年前(2025年10月16日)の2,301円と比べると、まだ**+51%**の水準ですの。

「利回り3%」を基準にするなら
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96円の配当で利回り3.0%になる株価は3,200円、3.3%なら約2,909円です。「利回り3%を割ったら買わない」というルールで動いている方にとって、今の3,475円は基準の上にあると申し上げておきますわ。

ただ、増配株は「買った時点の利回り」より「持ち続けたあとの利回り」で評価するものですの。この違いは連続増配株と高配当株の比較で詳しく比べています。


第1四半期の利益進捗は30%。配当にとっての意味
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配当性向40%の会社では、利益の進み具合がそのまま配当の先行指標になりますわ。

2026年8月3日発表の2026年4〜6月期決算はこうでした(決算短信より)。

項目実績前年同期比
経常収益3兆9,075億円+20.1%
経常利益1兆1,179億円+57.8%
純利益(親会社株主帰属)8,094億円+48.2%

通期の純利益目標2兆7,000億円に対する進捗率は30.0%。前年同期(5,461億円÷通期実績2兆4,272億円)の**22.5%**を大きく上回っていますの。通期目標は5月時点の2兆7,000億円から据え置かれています。

ここで覚えておいていただきたいのは、**前期も「第2四半期決算で利益目標を上げ、同時に配当予想も上げた」**という事実ですわ。配当予想96円は、通期利益2兆7,000億円を前提に配当性向40%で置いた数字です。利益目標が動けば、配当予想も連動して動く設計ですの。

次の注目点は例年11月中旬に発表される第2四半期決算。ここで

  • 通期の純利益目標(2兆7,000億円)が据え置きか、修正されるか
  • 中間配当48円が予定どおり確定するか
  • 年間配当予想96円が動くか

の3点を見れば十分ですわ。ただし、第1四半期の好調が通期まで続く保証はありません。銀行の利益は金利・与信費用・株式市場の影響を受けますので、上振れを前提に買うのはおすすめしませんの。


配当再投資で持つなら、どう位置づけるか
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MUFGの配当の性格をひとことでまとめるなら、**「利益に連動して大きく動く配当」**ですわ。

  • 利回りは2.76%。三菱商事やJTのように4%近い銘柄ではなく、KDDI(2.90%)とほぼ同じ水準です
  • KDDIとの違いは配当の伸び方。KDDIは年5%前後でゆっくり増える設計、MUFGは利益の40%を配る設計なので、利益が伸びる局面では大きく増え、利益が落ちる局面では配当も削られうる
  • 実際、2015〜2017年3月期のMUFGは配当18円で3年間据え置きでした。「連続増配」は5期続いているだけで、20年以上続く累進配当とは別物ですの

配当再投資のポートフォリオでいえば、MUFGは「土台」というより、金利上昇・景気回復の局面で配当の伸びを取りにいく枠ですわ。通信や生活必需品のようなディフェンシブ銘柄と組み合わせて、業種を散らしておくのが基本ですの。日本株で高配当株を組むときの基準は日本高配当株の選び方完全ガイドにまとめてありますわ。

なお、これは将来の株価や配当を約束するものではありません。国内外の金利の動き、景気後退による与信費用の増加、保有株式や債券の評価損、海外子会社の業績などにより、業績・配当・株価はいずれも下振れする可能性がありますわ。ご判断は資産全体のバランスを見たうえでお願いいたします。


まとめ
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  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の株価は3,475円、2027年3月期の予想配当は96円、利回り2.76%(2026年10月16日終値)
  • 100株の年間配当は9,600円(税引後約7,650円)。ただし中間配当の権利付最終日(9月28日)は過ぎたため、今から買うと今期は期末48円のみ
  • 配当は6年で25円→96円(約3.8倍)。利益の伸びと、配当性向の引き上げ(30%台→40%)が重なった結果
  • 配当性向はすでに目標の**40%**に到達。ここからの増配は利益の伸び次第
  • 増配発表日(5月15日)の利回り3.28%から2.76%に下がったのは、株価が18.6%上がったから。配当は減っていない
  • 第1四半期の純利益は8,094億円、通期目標に対する進捗は30.0%(前年同期は22.5%)。次の確認ポイントは11月中旬の第2四半期決算
  • 株主優待はなし。配当と自社株買い(直近は2026年5〜6月に1,000億円)が還元の中身

業績連動の配当で大事なのは、今日の利回りより利益がどこまで伸びるかですわ。MUFGは配当性向40%という物差しがはっきりしているぶん、決算の数字を追えば配当の行き先がかなり読める銘柄ですの。

……べ、別に御主人様が「配当3.8倍」の数字だけ見て飛びつかないか心配しているわけじゃありませんわよ。ただ、配当性向が上限に届いた今、同じ伸び方はもう期待できないと申し上げているだけですわ🌹

※本記事は2026年10月16日終値時点の公開情報に基づく情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価・配当予想は変動します。投資のご判断はご自身の責任でお願いいたします。

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