「ポートフォリオを見える化したいけど、Excelのグラフ作りが面倒…」そんな悩み、ChatGPTのAdvanced Data Analysis(旧Code Interpreter)が一発で解決しますわ。CSVを投げるだけで、プロ並みの分析グラフが数十秒で完成します。
Advanced Data Analysisとは何か#
ChatGPT Plus・Teamに搭載されているAdvanced Data Analysis(旧称:Code Interpreter)は、ファイルをアップロードするとPythonコードを自動生成・実行して分析や可視化を行う機能です。
個人投資家にとって革命的なのは、Pythonを1行も書かずに以下のことができる点ですわ:
- ポートフォリオの資産配分をパイチャートで可視化
- 購入来の損益推移をグラフ化
- セクター別・通貨別のリスク分散を分析
- リバランスが必要な銘柄を自動抽出
準備:ポートフォリオCSVの作り方#
まず、証券口座から保有銘柄データをCSVでエクスポートするか、以下の形式で手入力しますわ。
銘柄,ティッカー,購入価格,現在価格,保有数量,購入日,セクター,通貨
エヌビディア,NVDA,450.00,1250.00,10,2024-01-15,半導体,USD
アップル,AAPL,180.00,230.00,20,2023-06-01,テクノロジー,USD
eMAXIS Slim全世界株式,--,19000,28500,50,2022-04-01,全世界株式,JPY
VYM,VYM,105.00,135.00,30,2023-09-10,高配当,USD
日本電産,6594.T,1800,2650,100,2023-11-20,精密機器,JPYSBI証券・楽天証券でのCSV取得方法:
- SBI証券:「ポートフォリオ」→「保有銘柄一覧」→「CSVダウンロード」
- 楽天証券:「保有商品一覧」→右上「CSV」ボタン
取得したCSVを少し整形するだけで、すぐに使えますわ。
実践①:資産配分を円グラフで可視化#
ChatGPTにCSVをアップロードして、以下のプロンプトを入力するだけですわ。
添付のCSVを読み込んで、現在の保有銘柄の時価評価額(現在価格×保有数量)の
セクター別配分を円グラフで可視化してください。
日本語でラベルを表示し、各セクターのパーセンテージも記載してください。数十秒後には、Pythonのmatplotlibで生成されたカラフルな円グラフが表示されますわ。
さらに一歩進んだプロンプト:
上記に加えて、以下の分析も追加してください:
1. 通貨別(USD/JPY)の構成比
2. 国内株・米国株・グローバル投信の3カテゴリ別構成比
3. 現在の配分で「集中リスクが高い」セクターへのコメントこれだけで、個人投資家向けのレポートが自動生成されますわ。
実践②:損益分析と含み益ランキング#
各銘柄の含み益・含み損を計算し、以下の形式で分析してください:
・含み益TOP5の銘柄と利益額(円換算)
・含み損になっている銘柄と損失額
・ポートフォリオ全体の損益率
・棒グラフで各銘柄の損益を可視化(プラスは緑、マイナスは赤)
為替は1USD=155円で計算してください。活用のポイント:
毎月末にこれを実行するだけで、「今月のポートフォリオレポート」として記録できますわ。月次推移を比較することで、投資の進捗を客観的に把握できます。
投資リサーチをさらに効率化したい方は、Perplexity×ChatGPT投資リサーチ術2026年版も参考にしてくださいませ。
実践③:リバランス判定の自動化#
長期投資で重要な「リバランス」もAIが自動判定してくれますわ。
私の目標ポートフォリオは以下の通りです:
- 米国株式ETF(QQQ/VOO系): 40%
- 全世界株式インデックス: 30%
- 高配当株・ETF: 20%
- 国内株式: 10%
現在の保有状況(添付CSV)と比較して:
1. 現在の実際の配分比率
2. 目標との乖離(偏差)
3. リバランスが必要な銘柄と、追加・売却すべき金額の目安
を教えてください。これを四半期ごとに実行すれば、リバランスのタイミングを見逃さなくなりますわ。
実践④:時系列パフォーマンス分析#
購入日を記録したデータがある場合、投資タイミングの良し悪しを分析できますわ。
各銘柄の購入日から現在までの保有期間(日数)と年率リターンを計算してください。
「保有期間が長いほど年率リターンは高いか」を散布図で可視化してください。
複利計算で年率リターン = (現在価格/購入価格)^(365/保有日数) - 1 で算出してください。気づける洞察の例:
- 「保有期間が短い銘柄ほど年率リターンが高い」→ 短期売買の傾向がある
- 「特定の購入時期(市場暴落時)の銘柄だけリターンが飛び抜けている」
実践⑤:配当収入の年間シミュレーション#
各銘柄の配当利回りを以下と仮定して年間配当収入を試算してください:
NVDA: 0.03%, AAPL: 0.5%, VYM: 3.5%, 日本電産: 1.2%
全世界株式インデックスは配当なしで計算
保有数量×現在価格×配当利回りで年間配当額を出し:
1. 銘柄別の年間配当額(円換算)
2. 月別に均等受取と仮定した場合の月次インカム
3. 棒グラフで可視化
してください。配当再投資戦略を取っている方は、毎年このシミュレーションを更新することで「インカムの成長」を実感できますわ。配当戦略の基礎については高配当株と配当成長株の比較ガイドもあわせてご覧ください。
時短テクニック:定型プロンプトのGPTs化#
毎回同じプロンプトを入力するのは面倒ですわ。カスタムGPTsを作成すれば、専用の「ポートフォリオ分析AI」が完成しますわ。
設定手順:
- ChatGPTの「Explore GPTs」→「Create」
- 「Instructions」に分析ルール(通貨・計算式・出力形式)を記載
- 「Actions」は不要
- 名前を「私のポートフォリオアシスタント」として保存
次回からCSVをアップロードするだけで、一発分析が走りますわ。
注意点:ChatGPTへのデータ共有#
セキュリティに関して:
- ChatGPTにアップロードしたファイルは、OpenAIのサーバーで処理されます
- 本番の証券口座データを共有する場合は、銘柄名・ティッカーのみ残してID・口座番号は削除してから使うことを推奨しますわ
- ChatGPT Teamプランではデータトレーニングにオプトアウト可能(設定→データコントロール)
まとめ:月30分でポートフォリオ管理を完結#
| タスク | 従来の時間 | AI活用後 |
|---|---|---|
| 損益計算 | 30〜60分 | 3分 |
| グラフ作成 | 60〜120分 | 5分 |
| リバランス判定 | 30分 | 5分 |
| 月次レポート | 2〜3時間 | 15分 |
Advanced Data Analysisを使えば、毎月のポートフォリオ管理が合計30分以下に短縮できますわ。
投資の本質は「分析」ではなく「判断」。ルーティンの集計・可視化はAIに任せて、あなたは「どの銘柄を追加するか」「リスクをどう調整するか」という本質的な意思決定に集中できますわ。
🌹 ローゼのひとこと
「データを見える化するだけで、投資の質は確実に上がりますわ。感覚で判断していた部分が数字で明確になるとー、無駄な売買衝動も自然と減りますのよ。ぜひ今月のポートフォリオからお試しあれ。……べ、別にあなたの資産が増えてほしいわけじゃないんだから!」
