日本のネット証券といえば、SBI証券と楽天証券の2強が圧倒的なシェアを誇っています。特に新NISAが始まってから口座開設者が急増し、「どちらを選べばいいの?」という声が後を絶ちません。
この記事では、両者を主要ポイントで徹底比較し、あなたに合った証券会社の選び方をご説明します。
SBI証券と楽天証券の基本情報#
まず両社の概要を押さえておきましょう。
SBI証券は、SBIグループが運営する国内最大級のネット証券です。口座数は1,300万口座を超え、取扱商品の豊富さと低コストで支持されています。
楽天証券は楽天グループが運営し、楽天ポイントとの連携が最大の強みです。楽天市場や楽天カードを使っているユーザーにとっては特に相性が抜群です。
手数料の比較#
手数料は投資コストに直結する重要なポイントです。
国内株式取引手数料#
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 現物取引(100万円以下) | 0円(ゼロ革命) | 0円(ゼロコース) |
| 信用取引(1日定額) | 0円(〜100万円) | 0円(〜100万円) |
2023年以降、両社ともに国内株式の取引手数料は実質無料となっています。この点では差はありません。
投資信託の購入手数料#
新NISAで主流の投資信託(インデックスファンド)については、両社ともに購入時手数料は0円です。信託報酬(運用コスト)はファンドによって決まるため、証券会社間で差はありません。
NISA口座の比較#
対応ファンドの数#
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| NISA対象ファンド数 | 約2,700本以上 | 約2,600本以上 |
SBI証券がやや多いですが、主要なインデックスファンドはどちらでも購入できます。
積立設定の柔軟性#
SBI証券は毎日・毎週・毎月・複数日から積立タイミングを選べます。楽天証券も同様の選択肢があります。クレジットカード積立を利用する場合は月1回のみとなる点は共通です。
ポイント還元の比較#
ここが両社で最も差が出るポイントです。
クレジットカード積立のポイント還元#
| 項目 | SBI証券 × 三井住友カード | 楽天証券 × 楽天カード |
|---|---|---|
| 還元率(スタンダード) | 0.5% | 0.5% |
| 還元率(プレミアム) | 最大3.0%(Oliveプラチナ等) | 最大1.0%(楽天プレミアムカード) |
| 対象上限額/月 | 10万円 | 10万円 |
高いカードを持っている方はSBI証券が有利になるケースがあります。一方、楽天カードを日常的に使っている方は楽天証券のほうが使いやすいでしょう。
ポイントでの投資#
- SBI証券: Tポイント・Pontaポイント・dポイント・JALマイル・Vポイントが使える
- 楽天証券: 楽天ポイントが使える(楽天市場での買い物で貯まったポイントも活用可)
普段使っているポイントに合わせて選ぶのが賢明です。
アプリ・使いやすさの比較#
SBI証券のアプリ#
SBI証券のアプリは機能が豊富な反面、慣れるまで少し時間がかかります。「かんたん積立 iDeCo(イデコ)」など目的別アプリも複数あり、用途に応じて使い分けが必要です。
楽天証券のアプリ「iSPEED」#
楽天証券のiSPEEDはデザインがシンプルで直感的に操作できます。初心者にとっては楽天証券のほうが取っつきやすいという声が多いです。
取扱商品の比較#
米国株・海外ETF#
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 米国株銘柄数 | 約5,000銘柄 | 約4,600銘柄 |
| 海外ETF | 豊富(VOO・VTIなど主要銘柄は完備) | 主要銘柄は完備 |
米国株投資においてはSBI証券がわずかに銘柄数で勝りますが、主要なインデックスETFはどちらでも購入できます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)#
両社ともにiDeCoに対応しており、手数料も業界最低水準です。取扱ファンドの種類で比較すると、SBI証券のほうが選択肢が多い傾向があります。
こんな人にはSBI証券がおすすめ#
- 三井住友カード(ゴールド以上)を持っている、または取得予定の方
- より多くの銘柄・ファンドから選びたい方
- iDeCoも同時に始めたい方
- TポイントやPontaポイントを活用したい方
こんな人には楽天証券がおすすめ#
- 楽天市場・楽天カードをすでに使っている方
- アプリの使いやすさを重視する初心者の方
- 楽天ポイントを投資に回したい方
- 楽天のサービスを複数使ってSPUを上げたい方
両社に共通するメリット#
迷ったときに覚えておきたいのは、以下の点でどちらも変わらないということです。
- 国内株式・投資信託の取引手数料が実質無料
- 新NISAに完全対応
- 主要なインデックスファンド(eMAXIS Slim全世界株式など)を取り扱っている
- 金融庁登録の信頼性の高い証券会社
つまり、どちらを選んでもインデックス投資で資産形成はできます。
結論:まずは自分のポイント経済圏で選ぼう#
SBI証券と楽天証券は、どちらも優秀なネット証券です。迷っている方へのシンプルな結論はこれです。
楽天経済圏(楽天カード・楽天市場をよく使う)→ 楽天証券 それ以外、または三井住友カードを持っている → SBI証券
どちらを選んでも後悔はしません。大切なのは「選んで、始めること」です。口座開設は無料なので、まずは一歩踏み出してみましょう。
※本記事の情報は2026年4月時点のものです。手数料・サービス内容は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。